【8月14日 AFP】男子ゴルフの最新世界ランキングが13日に発表され、今季の米国ツアーメジャー最終戦、第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)で単独2位に入ったタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、2014年以来のトップ30位に返り咲いた。

 脊椎固定手術からツアーに復帰して8か月が経つ42歳のウッズは、ベルーフ・カントリークラブ(Bellerive Country Club)で行われた同大会の最終日に、メジャー最終日としてはキャリア最少スコアとなる6アンダー「64」の猛チャージを披露。本調子を取り戻し、再び侮れない選手であることを証明した。

 先月行われた第147回全英オープン(The 147th Open Championship)でも6位タイの好成績を収めていたウッズは、自身15回目のメジャー制覇は逃したものの、今季の開幕当初は668位だった世界ランキングを26位にまで戻してきた。

 一方、ウッズやアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)の猛追をかわし、連覇中の全米オープン選手権(US Open Championship)に加えて全米プロゴルフ選手権でもタイトルを獲得した28歳のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は、2ランクアップしてトップのダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に次ぐ2位となった。

 その他では、全米プロで3位に入ったスコットが70位台から45位まで大幅に上昇したが、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は3位にとどまり、ジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は4位に後退した。

 今回のランキングは、来月フランスで開催される欧州選抜と米国選抜の対抗戦、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)の出場権獲得に大きく反映されることになる。米国選抜はメンバー12人のうち、ライダーカップ代表選抜ポイントの上位8人が自動的に出場権を獲得することになっており、残り4人については主将を務めるジム・フューリック(Jim Furyk)が選出する。

 ウッズもその中に確実に含まれるとみられているが、同選手は米国選抜の副将に選ばれており、すでにパリのル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National)に行くことは決定している。

 最新の世界ランキングは以下の通り。 

1位:ダスティン・ジョンソン
2位:ブルックス・ケプカ
3位:ジャスティン・トーマス
4位:ジャスティン・ローズ
5位:ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)
6位:フランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)
7位:ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)
8位:ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)
9位:リッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)
10位:ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)
11位:トミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)
12位:パトリック・リード(Patrick Reed、米国)
13位:アレックス・ノレン(Alex Noren、スウェーデン)
14位:バッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)
15位:ポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)
16位:松山英樹(Hideki Matsuyama
17位:マーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)
18位:ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)
19位:ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)
20位:ウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)
26位:タイガー・ウッズ
32位:イアン・ポールター(Ian Poulter、イングランド)
45位:アダム・スコット

(c)AFP