【8月20日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2018)は19日、女子シングルス決勝が行われ、キキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)が2-6、7-6(8-6)、6-2で大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破り、キャリア最大のタイトルを獲得した。

 2時間を超える一戦を制して自身通算6勝目を挙げたベルテンスは「キャリア最高の一日になった。あまり得意ではないサーフェスで勝つことができたし、素晴らしい気分」「とにかく自分を誇らしく思う。週の最後にトロフィーを掲げられるのは最高」と語った。

 また、今季に入ってトップ10選手を倒すのは今回が10回目となった世界17位のベルテンスは、「これが初めてのハードコートでの優勝だし、まして相手は世界ナンバーワンの選手。そして月曜日(20日)にはランキングもキャリア最高になる。このようなタイトルを手にし、すべてがかみ合ってきたように思う」と続けた。

 一方、世界ランキング1位のハレプは、優勝した前週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)から9連勝中で決勝に臨んだが、最終セットに入って体力が尽き、挑戦者として向かってくるベルテンスの勢いを止めることができなかった。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の前哨戦として米シンシナティ(Cincinnati)で行われるウェスタン&サザンオープンでは、2015年と2017年にも決勝に勝ち上がりながらいずれも敗れていたハレプは「決勝で3回負けたことになったが、ここでのプレーは大好きだし、いつかは優勝できるんじゃないかと思っている」と話した。

「マッチポイントもあったし、もう少しだった。チャンスを生かしきれなかった。第3セットはガス欠になり、あれ以上戦うことはできなかった」 (c)AFP