【8月13日 AFP】(更新)シリア反体制派の拠点となっている北西部イドリブ(Idlib)県のサルマダ(Sarmada)で12日、住宅ビルの一角にあった武器庫が爆発し、複数のビルが倒壊して69人が死亡した。大半は民間人だという。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が13日、明らかにした。

 同監視団によると、爆発により民間人52人が犠牲となった他、過激派組織「ハヤート・タハリール・シャーム(HTS)」のメンバー17人が死亡した。

 現地のAFP特派員によると、原因不明の爆発によりビル2棟が倒壊し、救助隊がブルドーザーを使ってがれきの下敷きになった人々の救出に当たっている。民間防衛隊への取材によると、5人の生存者が救出されたという。

 HTSは国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」系の過激派組織出身の戦闘員らで構成された組織で、中部ホムス(Homs)を追われてイドリブ県へと移っていた。(c)AFP