【8月13日 AFP】韓国と北朝鮮は13日、南北軍事境界線上にある板門店(Panmunjom)の北朝鮮側施設「統一閣(Unification Pavilion)」で閣僚級会談を開催し、3回目となる南北首脳会談の開催に向けた話し合いを行った。

 聯合(Yonhap)ニュースの報道によると、南北は韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長による首脳会談を今月末か来月初めに平壌で行うことで非公式に同意しており、具体的な日程と開催場所は未定だが、4月の首脳会談では文大統領が秋に平壌を訪問することで合意している。

 今回の閣僚級会談は経済制裁を推し進める米国を非難していた北朝鮮側が先週提案したもの。 韓国の代表団を率いる趙明均(チョ・ミョンギュン、Cho Myoung-Gyon)統一相は会談前に記者団に対し、「板門店宣言(Panmunjom Declaration)の履行に関する全体の進捗を見直し、次の段階について議論する」と述べ、秋に行われる予定の首脳会談について意見交換も行うと明らかにした。

 また趙氏は北朝鮮側が制裁の話題を取り上げる可能性について、「韓国はわれわれの対北朝鮮の立場を説明する」と述べた。(c)AFP