【8月13日 AFP】サッカー元日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)は12日、カンボジア代表のゼネラルマネジャー(GM)に就任したと発表した。

 本田はW杯ロシア大会(2018 World Cup)でベルギーに敗れた後、7月に代表チームからの引退を発表し、今月初めにオーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)に加入した。今回の契約は、本田が2年間にわたって給料を受け取らずに業務を行うという珍しい内容となった。

 かつてイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーした32歳の本田は通訳を介し、カンボジアサッカー界に力を貸し、この国を成長させたいと記者団に語った。

 プノンペンで行われた記者会見で本田は、「カンボジアが真のプレースタイルを持つための協力をしたい」と明かしている。

 また本田は、自身がAリーグでシーズンを送っている間もビデオ映像を使った会議で選手たちと定期的に話し、現在カンボジアで行っている活動以外でもできる限りの時間を同国で過ごしたいと付け加えた。

 カンボジアサッカー連盟(FFC)のサオ・ソーカ(Sao Sokha)会長は、「本田が自発的にカンボジア代表を支援し、指導に協力してくれることに同意してくれFFCは幸せだ」と話した。

 カンボジアは国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングで166位に甘んじているが、近年ではホームゲームの際にスタジアムは満員になっている。

 本田は2016年にプノンペンでサッカーアカデミーを開設しており、カンボジアという国は初めて訪れる地ではない。(c)AFP