【8月13日 AFP】サッカースペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2018)が12日、モロッコのタンジェ(Tangier)で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はフランス代表としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が決勝点を決め、セビージャFC(Sevilla FC)に2-1で勝利した。

 セビージャは終了間際、ウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)がPKを失敗し、試合を延長戦に持ち込む決定的なチャンスを逃した。

 試合はキックオフからわずか9分、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)がカウンターから得点を奪い、セビージャに先制点をもたらした。

 すると42分、11日にスペイン代表からの引退を発表したジェラール・ピケ(Gerard Pique)がリオネル・メッシ(Lionel Messi)の放ったFKのこぼれ球にいち早く反応し、試合を振り出しに戻した。

 78分にはゴールまで約23メートルの距離からデンベレが強烈なシュートを突き刺し、バルセロナが勝ち越しに成功。メッシはここでも決定的なパスで重要な役割を担った。

 終盤には、劇的な展開が起きるための時間はまだ残されており、ペナルティーエリア内でFCバルセロナのGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)がアレイクス・ビダル(Aleix Vidal)を倒してしまい、セビージャには同点に追いつく絶好のチャンスが訪れた。

 しかし、ベン・イェデルのPKは弱いものとなり、テル・シュテーゲンによって簡単に防がれた。

 メッシが主将としての初陣を飾ったバルセロナは、通算13回目となるスーパー杯制覇を遂げている。(c)AFP