【8月12日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、ギリシャのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)が6-7(4-7)、6-4、7-6(9-7)でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)ファイナリストで大会第4シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)を破り、決勝に進出した。

 相手のマッチポイントをしのいで勝利したチチパスは、これで今大会は世界ランキング10位以内の選手を4人破っている。マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)大会でこれを達成したのは、2014年のこの大会に出場したジョーウィルフライ・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)以来で、ノーシードからのロジャーズ杯決勝進出は、2008年のニコラス・キーファー(Nicolas Kiefer、ドイツ)以来となった。

 チチパスは、決勝で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)かロシアのカレン・カチャノフ(Karen Khachanov)と対戦する。チチパスにとっては、ナダルに決勝で敗れたバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)以来のATPツアー大会決勝となる。

 12日に20歳の誕生日を迎えるチチパスは「マスターズ1000の決勝でプレーできるなんて、これ以上の誕生日の祝い方は思いつかない」とコメントした。

「何もかも信じられない。こんなに早く、こんなことが起こるなんて考えもしなかった。すごく成長できている。去年の僕はスロベニアのチャレンジャー大会に出ていたんだ」

 2回戦でドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)、3回戦でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、そして準々決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破って勝ち上がってきたチチパスは、ビッグサーバーのアンダーソンに10本のサービスエースを許したが、2時間48分の戦いの末にまたしても金星を挙げた。

 勝負は第3セットのタイブレークにもつれ込むと、そこでも接戦となった。チチパスは先に2回マッチポイントを握ったが、それぞれダブルフォールトとフォアハンドのミスで好機を逃した。

 その後は逆にアンダーソンにマッチポイントを握られたが、チチパスは自身のサービスからバックハンドのクロスでウイナーを決めてこのピンチをしのぐと、最後は3本目のマッチポイントをものにして勝利を飾った。チチパスは試合を通じてブレークのピンチを4回迎えたがすべてしのぎ、アンダーソンから1回ブレークを奪った。

 この決勝進出で、ランク27位で今週を迎えたチチパスは、最新のランキングで15位まで上昇することが決まっている。(c)AFP