【8月12日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が7-6(7-3)、6-4でロシアのカレン・カチャノフ(Karen Khachanov)を下した。

 ナダルは決勝で、試合当日に20歳の誕生日を迎えるギリシャのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)と対戦する。チチパスは第4シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)を逆転で下して自身2回目のツアー決勝進出。ナダルは4月のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)で、チチパスとの年の差対決を制して優勝している。

 深夜に終わった試合を制し、今季の戦績を39勝3敗としたナダルは「大きな勝利だ。トロントの決勝へ進出できたのはとても大きい」と話し、「毎日朝からやる気がみなぎっているし、伸びしろは常にある。できるだけ長く(テニス界に)とどまりたい」と続けた。

 雨の影響で2時間遅れで始まった試合は、ナダルが接戦となった第1セットをタイブレークの末に獲得すると、第2セットは第3ゲームでブレークを奪って先行し、そのまま確実に勝利を収めた。ナダルのツアー決勝進出は116回目で、ツアー通算80勝も目前となっている。(c)AFP