【8月11日 AFP】18-19フランス・リーグ1は10日、開幕戦が行われ、ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によって獲得したPKを決めるなど2得点を挙げ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)がトゥールーズ(Toulouse FC)を4-0で下した。

 負傷によりフランス代表の一員としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)の優勝を経験できなかったパイェは、ハーフタイム直前に先制点を決めると、後半開始直後に2点目を挙げた。

 89分にヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)がチーム3点目、後半アディショナルタイムにはフロリアン・トヴァン(Florian Thauvin)が4点目を決め、マルセイユは悠々と勝ち点3を確保した。

 この試合ではW杯の優勝トロフィーが観客に披露され、世界王者になったアディル・ラミ(Adil Rami)とスティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)は温かい歓迎を受けていた。

 マルセイユのルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は「われわれは常に上手くやれるが、それでも今日は完璧な一夜だったと言える」と話した。

「無失点で4得点を挙げた。すべてのゴールはアタッカーによるものであり、スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)も満員だった。本当に素晴らしいよ」

 VARシステムはロシア大会でW杯デビューを果たしたが、この試合の前半終了間際にリーグ1でも初めて適用された。

 ジャーメインのヘディングがトゥールーズDFケルヴィン・アミアン(Kelvin Amian)の両腕に当たると、ルディ・ブーケ(Ruddy Buquet)主審は当初、CKの判定を下していた。

 しかしVARとの協議の末に主審はマルセイユにPKを与えると、キャプテンのパイェがバプティスト・レネ(Baptiste Reynet)が守るゴールを陥れた。

 トゥールーズのアラン・カサノヴァ(Alain Casanova)監督は「2日前、私はVAR制度に賛成だと話した。自分が言ったことに反対するつもりはない。例えそれが、われわれを不利にするものであってもね」と話し、「将来を考えれば、重要なものになるだろう」と述べた。

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)やキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を擁する昨シーズンの王者パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は12日、今季の開幕戦で本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)にカーン(SM Caen)を迎える。(c)AFP