【8月10日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)は9日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が第13シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)に6-2、6-2で快勝し、準々決勝進出を決めた。

 前夜に予定されていたアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)との2回戦が大雨の影響で順延となり、この日はダブルヘッダーを余儀なくされた世界ランキング1位のハレプは、パフリュチェンコワとの一戦で3時間を超えるフルセットの激闘を強いられたが、38歳のヴィーナス相手にはわずか71分で勝利を手にした。

 ハレプは「ウィリアムス姉妹と対戦する時は、どちらが相手でも手ごわい。彼女(ヴィーナス)は苦戦していたが、自分は全てのボールに神経を注ぎ、最後まで集中を保たないといけないと分かっていた」と語った。準々決勝では、同日の試合で元女王のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を破った第6シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)と対戦する。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)覇者で第3シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は6-2、7-5でカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)との接戦を制し、アナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)との準々決勝へ駒を進めた。

 第15シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は7-6(7-3)、6-4でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)を一蹴。4強入りが懸かる次戦は、第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)をストレートで撃破したキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)と顔を合わせる。

 英国のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta)は、前日から順延となった元世界1位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)との2回戦に6-3、6-1で勝利したが、続く3回戦では第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に3-6、4-6で敗れた。

 その他の試合では、2回戦でアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が5-7、6-2、7-6(7-4)で第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)から金星を奪ったが、その後の3回戦で第14シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)にフルセット負けを喫し、8強入りは逃した。(c)AFP