【8月10日 AFP】メラニア・トランプ(Melania Trump)米大統領夫人(48)のスロベニア生まれの両親が9日、ニューヨークで行われた帰化セレモニーに出席し、米市民権を取得した。両親の弁護人を務めるマイケル・ワイルズ(Michael Wildes)氏がAFPに対し、認めた。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の義理の両親に当たるビクトル・クナウス(Viktor Knavs)さんとアマリヤ(Amalija Knavs)さんは、帰化宣誓を行った。

 ワイルズ弁護士は、ビクトルさんとアマリヤさんの市民権取得に要した時間や、メラニア夫人が両親の永住権のスポンサーになったかどうかについては明らかにしなかった。

 強硬な移民政策を取っているトランプ大統領は、帰化した米国人が近親者の永住権のスポンサーとなることを非難。こうしたシステムが米国人から職を盗み、国家安全保障を脅かすと主張し、教育水準が高く、英語を話し、専門的な技能を持つ人を優先する成果主義に基づくシステムの導入を求めてきた。

 いずれも70歳を超えており今は退職しているが、ビクトルさんはスロベニアでは自動車の営業をしていて、アマリヤさんは織物工場で働いていた。今は1年の大半を米国で過ごし、娘のメラニア夫人や孫のバロン(Barron Trump)君と定期的に会っている。(c)AFP