【8月9日 AFP】(更新、写真追加)イエメン北部の反政府勢力支配地域で9日、市場に止められていたバスが攻撃を受け、少なくとも29人の子どもが死亡した。赤十字国際委員会(ICRC)が明らかにした。攻撃をめぐり、サウジアラビア主導の連合軍に対する批判が集中している。

 連合軍は、イエメン反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」が8日にサウジアラビアに対して実行したミサイル攻撃への報復として、バスを狙った「正当な軍事行動」を実施したと主張している。

 連合軍のトゥルキ・マリキ(Turki al-Maliki)報道官はAFPに対し、バスには子どもたちが乗っていたとする各援助団体の主張は「誤解を招く」ものだと述べ、バスは「フーシ派戦闘員ら」を乗せていたと説明した。

 ICRCは、フーシ派が掌握するサーダ(Saada)の市場で多数の子どもたちを乗せていたバスが攻撃を受けたと発表。ツイッター(Twitter)で、「われわれのチームが支援するイエメンの病院に、15歳未満の子ども29人の遺体と、子ども30人を含む48人の負傷者が搬送された」と述べた。

 首都サヌアの赤十字広報担当者はAFPに対し、犠牲者は複数の病院に搬送されており、この死者数は最終的なものではないと語った。フーシ派のテレビ局「アルマシラ(Al-Masirah)」は、同派保健当局からの情報として、50人が死亡、77人が負傷し、「その大半が子ども」だったと伝えたが、この情報の真偽は確認できていない。

 国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」はスタッフの話として、攻撃があった当時、子どもたちを乗せたバスは遠足から学校に戻る途中で、運転手が飲み物を買うために停車していたと説明。「このおぞましい攻撃を非難」するとともに、完全な独立調査の即時実施を求めた。(c)AFP