【8月9日 AFP】イスラエル考古学庁(IAA)は8日、紀元前2~3世紀頃の黄金のイヤリングを、旧市街近くの東エルサレムで発見したと発表した。

 イヤリングはヘレニズム時代風で、角のある動物の形をしている。昨年10月、旧市街とパレスチナ人居住区シルワン(Silwan)の間にあるダビデの町の国立公園(City of David National Park)で発見された。

「男性または女性のどちらがこの黄金のイヤリングを着けていたかは明らかではない。また、文化的・宗教的背景も分からない。だが、誰であれ、エルサレムの上流階級出身者が着けていたということは確実に言える」と、IAAは声明で述べた。黄金のイヤリングの「品質」からそのように考えられるという。

 エルサレムは紀元前4世紀にアレキサンダー大王(Alexander the Great)によって支配され、その後200年間ヘレニズム国家による支配が続いた。(c)AFP