【8月9日 AFP】国連(UN)は8日、7年にわたるシリア内戦の物的損害が4000億ドル(約44兆円)近くに上ると発表した。

 この数字は、隣国レバノンで行われた国連の西アジア経済社会委員会(ESCWA)が主催する会議の後に発表された。会議は2日間にわたって行なわれ、シリアと世界の専門家50人以上が出席した。ESCWAはシリア内戦の物的損害について、3880億ドル(約43兆円)以上と推定されると発表した。

 この推定額には、シリア経済にとって最も重要な成功要因と考えられていた人的資産や熟練労働者の死亡や避難による喪失に伴う人的損害は含まれていない。(c)AFP