【8月9日 AFP】サッカースウェーデン代表元指揮官のエリック・ハムレン(Erik Hamren)氏が8日、アイスランド代表の新監督に就任した。ハムレン氏はアイスランドをW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場に導いたヘイミル・ハルグリムソン(Heimir Hallgrimsson)氏の後任を務める。

 30人の候補者の中から選ばれた61歳のハムレン氏は、アイスランドを2020年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)出場に導くという任務が課せられている。2020年の欧州選手権に出場すれば、アイスランドは準々決勝に進出した欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)とW杯ロシア大会に続き、主要国際大会に3回連続で出ることになる。

 スウェーデン、デンマーク、ノルウェー各国の1部リーグをはじめ、25年以上の監督経験を持つハムレン氏は、「私はチャレンジが大好きだ。われわれは目標を達成できると信じている」とコメント。「新しい国、新しいチームにやって来た。すべてを変えてしまわないことが重要だ。これまでにうまくいっていたことは続けていかなければならない」

 ハムレン氏の契約期間は2年で、成績次第ではさらに2年延長の可能性があるという。前指揮官の51歳のハルグリムソン氏は、「チームが新たな未来像を持つのは良いこと」だとしてW杯後の7月に辞任した。

 ハムレン氏の下でスウェーデンは2012年と2016年の欧州選手権に出場したが、いずれもグループリーグ敗退を喫している。また、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)では、欧州予選プレーオフでポルトガルに敗れて本大会出場を逃した。(c)AFP