【8月9日 AFP】7月に行われた男子ゴルフの米国ツアーメジャー第3戦、第147回全英オープン(The 147th Open Championship)で12位タイに入ったイングランドのトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood)だが、賞金の15万4000ドル(約1700万円)が米フロリダ州で活動する同姓同名の別人に支払われていたことが分かった。

 今回の奇妙な出来事は、間もなく開幕する第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)で自身初のメジャー制覇を目指すフリートウッドと、フロリダのリゾートクラブでプロとして働くトミー・フリートウッドさんの間に起こったもので、フリートウッドさんの友人がツイッター(Twitter)に投稿したつぶやきで判明した。

 友人は、フリートウッドさんの口座の取引履歴の画像を添付し、英銀行のバークレイズ(Barclays)から今月3日、フロリダのフリートウッドさんの口座へ賞金が誤って送金されたことを明らかにした。

 USAトゥデー(USA Today)によれば、友人は「もらっちゃえよと言った」が、フリートウッドさんは「いやいやいや」と答えてバークレイズに間違いを報告したという。

 ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)誌の報道では、世界ランキング11位のフリートウッドも、夫人からのメールを通じてこの話が事実だと認めた。夫人は「欧州ツアーの担当部署が手続き上の大きなミスを犯した」と話している。(c)AFP