【8月8日 東方新報】関税政策の影響を受け、中国の6月の自動車輸入台数は前年同月比で87.1%減少した。1~6月の輸入台数は前年同期比22.1%減の45万2000台だった。

 中国自動車流通協会輸入車委員会の王存(Wang Cun)主任は「今年前半の落ち込みは、過去にない大きさだ」と述べた。

 今年の中古自動車の輸入減は、大幅な販売台数の減少と関連している。今年6月の中国の輸入車販売台数は同21.2%減の6万3000台。1~6月では同9.8%減の39万4000台だった。

 王主任によると、関税引き下げの影響で、消費者が輸入車の価格は将来的に下がるとみて、買い控えをしているという。輸入車は全体的に販売が減少しているが、関税が7月に引き上げられた米国ブランドだけは、駆け込み需要で伸びた。

関税が引き下げられた7月以降は、高級輸入車の販売は伸びる見込み。また、6月は大学入試だったため自動車需要が縮小していたが、その影響も7月には薄まるだろう。(c)東方新報/AFPBB News