【8月8日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのバーンリーFC(Burnley FC)は7日、元イングランド代表GKのジョー・ハート(Joe Hart)と2年契約を結んだと発表した。

 ハートは、マンチェスター・シティ(Manchester City)を離れるのにふさわしいタイミングだったとの思いを明かしている。

 クラブと代表の両方で正GKの座を確立したハートは、シティで約350試合に出場。しかし、2016年にジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏がシティの監督に就任してからは、同チームにおけるハートの序列は下がっていた。

 ハートはローン移籍でトリノ(Torino FC)とウェストハム(West Ham)に渡って計2シーズンを過ごしており、新天地でのプレー機会を再び求めていた。

 350万ポンド(約5億円)と報じられる移籍金でバーンリーに加入した31歳のハートは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選で1試合をのぞくすべてに出場していたにもかかわらず、本大会に向けたイングランド代表のメンバー入りを逃していた。

 ハートはバーンリーの公式テレビ、クラレッツ・プレイヤー(Clarets Player)に対し「移籍するのにこれ以上ないタイミングだった」と述べた。

「シティは素晴らしかった。彼ら(シティ)は素晴らしいし、本当に良かったと思う。シティは前に進み、自分たちのことをやらなくてはいけないし、私も自分のやるべきことがある」

「気分は良いよ。ふさわしい場所にいると感じるし、自分の時間が始まろうとしている感覚がある」

 イングランド代表として75試合に出場しているハートは、バーンリーで代表チームの同僚だったニック・ポープ(Nick Pope)やトム・ヒートン(Tom Heaton)、あるいはアンデルス・リンデゴーア(Anders Lindegaard)と正GKの座を争うことになる。

 バーンリーのショーン・ダイチ(Sean Dyche)監督にとって、GKの獲得は必要不可欠のものだった。ポープは肩の脱臼で一定期間離脱することが決まっており、ヒートンもフィットネスの状態に問題を抱えているからだ。

 バーンリーは9日にイスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)予選を控えており、12日にはプレミアリーグの開幕戦でサウサンプトン(Southampton FC)と対戦する。(c)AFP