【8月8日 AFP】イタリア北部ボローニャ(Bologna)の混雑した高速道路で6日、タンクローリーが大型トラックに衝突し爆発した事故で、同国政府は7日、タンクローリーの運転手が死亡、145人が負傷したことを明らかにした。

 死亡した運転手はアンドレア・アンツォリン(Andrea Anzolin)さん。タンクローリーは液化石油ガス(LPG)を積載し、ボローニャ空港へ向かう途中だった。

 ダニーロ・トニネッリ(Danilo Toninelli)インフラ・運輸相が議会で明らかにしたところによると、爆発はタンクローリーが大型トラックに衝突し炎に包まれてから4分後に起きた。この爆発と炎の高熱により、事故現場の高架橋の一部が下の道路に崩れ落ち、巨大な穴が開いた。負傷者145人のうち11人が現場付近の兵舎に居た憲兵だったという。

 事故を調査する検察当局は国営イタリア放送協会(RAI)に対し、アンツォリンさんの居眠り運転が事故につながった可能性が考えられるものの、「断言するには時期尚早」だと語った。(c)AFP