【8月6日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)などでプレーしたサッカー元日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)が、豪Aリーグ王者のメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)に加入することが6日に発表された。本田は新天地について、オーストラリアで最高のチームだと話している。

 アジアで最も有名なサッカー選手の一人である本田は、現在32歳で、メキシコ1部のCFパチューカ(CF Pachuca)を昨季限りで退団していたが、ビクトリーとの2018-19シーズンの契約に合意した。

 本田は、「加入できてとてもうれしい。W杯ロシア大会(2018 World Cup)から1週間後に、チームが僕に興味を持っていることを知った。自分は新しいチャレンジが大好き。それが僕という人間」と話した。

「チームについては2、3のことを確認した。メルボルン・ビクトリーはAリーグで最も大きな成功を収めているチームで、素晴らしいと思った。何回もチャンピオンになっている」

 ビクトリーのケビン・マスカット(Kevin Muscat)監督は、「言うまでもないことだが、ケイスケは最高レベルの舞台で自らの力をコンスタントに証明している選手。メルボルンでその力を見せてくれる日を心待ちにしている」と話した。

 また、オーストラリアサッカー協会(FFA)のデビット・ギャロップ(David Gallop)最高責任者も、「ケイスケ・ホンダのメルボルン・ビクトリー加入が本日発表された。来るAリーグのシーズンを盛り上げる大きな出来事だ」と歓迎した。

「彼のような経験と実力、市場価値を持った選手が参戦することで、アジアの域内や世界各地におけるAリーグのイメージと評価は大きく高まるだろう」

 鮮やかな金髪が目を引く本田は、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で日本代表を決勝トーナメント進出に導くゴールを決め、名声を高めると、W杯には同大会とブラジル大会(2014 World Cup)、ロシア大会の3大会に出場し、決勝トーナメント1回戦でベルギーに惜敗したロシア大会をもって代表を引退した。代表での通算戦績は98試合出場、37ゴールで、W杯3大会でゴールを決めた日本の選手は、本田が初めてとなっている。

 クラブレベルでは、オランダのVVVフェンロ(VVV Venlo)やロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)などを経て、ミランに4シーズン在籍した。(c)AFP