■謎の反体制派が犯行声明

 ベネズエラの市民と軍人から成るという謎の反体制派グループが4日、大統領暗殺を狙った攻撃だったという犯行声明をソーシャルメディアで発表した。

「シャツを着た兵士たちの国民運動」を名乗るこのグループは「憲法を忘れたばかりか、胸のむかつくようなやり方で公職にある者を富ませている政府をそのままにしておくのは軍人の名誉に反する」などとする声明を発表。これを米国在住の反体制派ジャーナリスト、パトリシア・ポレオ(Patricia Poleo)氏がユーチューブ(YouTube)のチャンネルで読み上げた。

 声明はさらに「可能な限り最大限の幸福を実現するのが政府の役割だとするならば、国民が飢えに苦しみ、病気の人が薬を得られず、通貨はその価値を失い、教育機関が教育をせず共産主義を吹き込んでいる状況を容認することはできない」「ベネズエラ国民は解放のためのこの闘争で勝利するため、退くことなく街頭行動に加わらねばならない」と主張している。

 これに先立ち、このグループはツイッター(Twitter)に、自分たちは「独裁下で民主主義を救おうとしているベネズエラ国民に忠実な愛国的軍人と市民」のグループだと書き込んでいた。(c)AFP/Alexander MARTINEZ