【8月4日 AFP】中国当局は3日、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生が国内で初めて確認されたと発表した。感染拡大を防ぐため、ブタ336頭が処分されたという。

 国際獣疫事務局(OIE)は、中国北東部・遼寧(Liaoning)省の瀋陽(Shenyang)で1日にアフリカ豚コレラの感染が確認され、現在も流行が続いているとウェブサイト上で告知した。

 アフリカ豚コレラは人に感染することはないが、家畜のブタやイノシシに感染すると出血熱を引き起こし、数日で死に至る。

 中国当局の報告によると、ブタ47頭が感染によって死に、感染したブタ336頭を殺処分したという。

 国連食糧農業機関(FAO)は5月、ロシアで発生したアフリカ豚コレラが拡大する恐れがあると警告していた。(c)AFP