【8月5日 CNS】中国・山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)の張俊莉さん(40)は、6歳の時に関節リウマチを患い、8歳で全身不随になった。張さんは絵を描くことで、生活に夢と希望をもたらしている。張さんの作品がインターネット上にアップされると、大きな反響があり話題となっている。

 張さんは全身不随のため、ベッドでしか絵を描けない。病状について張さんは悲観していない。

 寝たきりの生活は、時間が長く感じる。家族が仕事や学校に行っている間、暇つぶしのために趣味として絵を描き始めたという。

 しかし、病状が進行するにつれて、関節リウマチは深刻化していき、手と手の関節はすべて壊死した。そのため、ペンを動かすことができなくなった。指の間にペンを挟み、肩を持ち上げ、肩の力でペンを動かしている。何度も失敗し、悔しい気持ちになって泣くこともあるが、さまざまな方法を模索しながら絵を描き続けている。

 2015年からは専門家の指導を受けながら、油絵に挑戦し、現在までに約300点の作品を仕上げた。また、インターネットショップ「莉莉のイーゼル」を開いた。1年で作品約70点が売れたという。(c)CNS/JCM/AFPBB News