【8月3日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)の元スーパースターであるコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が、古巣ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でレブロン・ジェームズ(LeBron James)と一緒にプレーするために引退撤回を考えているという話が広まっていることについて、同氏の妻ヴァネッサ(Vanessa)さんがうわさを完全否定した。

 レイカーズファンが熱望しているブライアント氏の復帰に関しては、元チームメートのシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏が自身のポッドキャストで、通算4度のシーズン最優秀選手(MVP)に輝いた実績を誇るジェームズと一緒にブライアント氏がチームに戻ると予想したことで一気に期待が高まっていた。

 メキシコで休暇中のヴァネッサさんは、ファンからの質問にインスタグラム(Instagram)の動画で「あり得ない」と否定し、「コービーが引退を撤回して再びプレーすることはない。彼はもう一度プレーしたいとは思っていないし、率直なところ誕生日や休暇、そして特別なイベントを台無しにする異常な過密スケジュールに邪魔されることなく、家族として一緒に過ごす時間を楽しんでいる」と語った。

 オニール氏とは1996年から2004年までチームメートだったブライアント氏は、レイカーズで通算5度のNBAファイナル制覇を成し遂げ、2016年の現役引退後はさまざまなプロジェクトに携わっている。今年3月にはアニメーション監督のグレン・キーン(Glen Keane)氏と伝説的な作曲家のジョン・ウィリアムズ(John Williams)氏とコラボレーションした自身が題材の作品「Dear Basketball」で、第90回アカデミー賞(Academy Awards)の短編アニメーション賞を受賞した。(c)AFP