【8月17日 Xinhua News】中国寧夏回族自治区中衛市は中国の内陸北西に位置する。砂漠に隣接し、伝統産業の比率が比較的高い。同市はここ数年、資源と環境の制約が高まる状況の中で、地域性や地質、気候、電力などの先天的資源の優位性を活かし、クラウドコンピューティングの発展に力を入れてきた。かつての砂漠の小都市は現在「クラウド」拠点へと姿を変えた。同市は2013年から「前店後厰」(大都市の需要を地方都市が賄う関係)モデルを取り入れ、西部クラウドサービス拠点を建設した。

 同市のクラウド拠点としての産業集合効果は現在、既に現れ始めている。アマゾンやソフトバンク、チャイナモバイル、奇虎360、アリババ、美団などクラウドコンピューティングやビッグデータ事業に関わる大手企業が次々と進出し、同市に登記するクラウドコンピューティング及び関連企業は140社以上に達した。

 寧夏誉成雲創数据投資有限公司 李向国IDC運営維持マネジャー

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 【解説】同市の経済成長に対するクラウドコンピューティング産業の貢献度はここ数年で高まり続けている。データによると、クラウドコンピューティングは2017年、同市の情報伝送やクラウドコンピューティングサービスソフトウェア産業の付加価値を45.1%増加させ、域内総生産(GDP)への寄与率は12%に達した。(c)Xinhua News/AFPBB News