【8月2日 時事通信社】アフリカのジンバブエで7月30日に行われた議会選で、選挙委員会は1日、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)が過半数の議席を獲得したとの暫定結果を発表した。首都ハラレでは反発した野党支持者と治安部隊が衝突、軍の発砲で死者が出た。

 選挙委は、議会選と同時実施された大統領選の結果発表を2日から開始するとしているが、野党の抗議で混乱が拡大する恐れもある。

 AFP通信によると、議会選では計210議席中これまでに153議席が判明し、うちZANU-PFが110議席、最大野党・民主変革運動(MDC)率いる野党連合は41議席を獲得した。

 選挙委の発表を受け、野党支持者はハラレの開票所やMDC本部前に集結。「不正操作は許さない。これは軍事政権だ」などと叫んだり、タイヤを燃やしたりして抗議した。MDCのチャミサ党首はツイッターで「われわれは勝利した。いくら結果を操作しても国民の意思は変えられない」と訴えた。

 地元テレビの映像によれば、ハラレ市内では兵士が装甲車両に乗って出動。一部は群衆に向かって実弾を発射、目撃者によると男性1人が腹を撃たれて死亡した。(c)時事通信社