【8月1日 AFP】女子テニス、ムバダラ・シリコンバレー・クラシック(2018 Mubadala Silicon Valley Classic)は7月31日、シングルス1回戦が行われ、大会第6シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に12ゲーム連続で奪われ、1-6、0-6で衝撃的な初戦敗退を喫した。

 準優勝に終わったウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)決勝以来の公式戦となったセレーナは、妊娠と出産で2017年シーズンの大半を欠場しており、現在は再び本調子を取り戻そうとしている。しかし、四大大会(グランドスラム)通算23勝の元女王はこの日、英国最高位のコンタを相手に大苦戦。わずか51分で苦杯をなめた。

 セレーナはこの試合でウイナーを9本しか奪うことができなかったほか、アンフォーストエラーを25本も記録し、さらにはサービスゲームを6度も落とした。シングルス通算72勝を挙げ、8600万ドル(約96億円)以上の生涯獲得賞金を誇るなど、長年ツアーを席巻していた当時とは別人だったが、「考えなくてはならないことが多く、明らかにベストな状態ではなかったこの敗戦にショックを受けている暇はない」とキャリア最悪の黒星を一笑に付している。

 一方のコンタは「セレーナは明らかにベストからは遠く及ばない状態でプレーしていた。だから私は思い通りにプレーし、ただ今できることをやろうとした」とコメント。2回戦では予選上がりのベロニカ・セペデロイグ(Veronica Cepede Royg、パラグアイ)に勝利したソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)と対戦する。(c)AFP