【8月1日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が7月31日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は米国内における人種の分断を深めていると非難した。

 社会奉仕活動にも携わっているジェームズは、米CNNのドン・レモン(Don Lemon)氏とのインタビューの中で「この国の大統領は、私たちを分断しようとしている」「彼はスポーツを使って分断を図っているが、私には理解できない。なぜなら、私が白人の人と初めて関わったのは、スポーツを通してだったと知っているから」と語った。

 これまでもトランプ大統領は、試合前の国歌演奏時に膝をついて人種差別に抗議する米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手を批判していたが、ジェームズは膝つき抗議を行う選手との団結を強調し、同大統領を非難する声を上げていた。

 NBAの通算得点数で歴代7位につけているジェームズは、来季からクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を離れてロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でプレーする。

 しかし、ジェームズはオハイオ州とのつながりを維持し、先月30日には自身の基金を通じて、同州の故郷アクロン(Akron)で助けを必要とする子どものための小学校を開校している。(c)AFP