【7月31日 東方新報】中国の動画共有サイト、ビリビリ動画(bilibili)が26日、小米(シャオミ、Xiaomi)や華為(ファーウェイ、Huawei)、騰訊(テンセント、Tencent)のアプリストアなど、アップストア(App Store)を除く多くのアプリストアから姿を消した。ビリビリ動画傘下のほかのアプリは、正常に検索できる状態だった。

 中国インターネット視聴番組サービス協会(China Netcasting Services Association)が17年6月に発表した「インターネット視聴番組内容の審査規則」によると、「インターネット視聴番組にわいせつ、低俗な趣味や公衆道徳に背く内容が含まれ、未成年者に悪い影響を及ぼす恐れがある部分は、削除してから放送すること」とされている。

 中央電視台(CCTV)新聞は20日、ビリビリ動画の漫画やアニメの中には、低俗なものが存在し、きょうだい間での恋愛など倫理的に問題のある内容が含まれ、数千万回の視聴がある作品もあると報じた。これに対し、ビリビリ側は21日、公式微博(ウェイボー、Weibo)で、「非常に重く受け止めている。疑わしい内容の動画について、すぐに調査や削除を行う」と発表していた。

 ビリビリ動画は今年3月、米ナスダック(Nasdaq)市場に上場したばかり。18年の第1四半期の純営業収入は8億6800万元(約141億円)で、前年同期比105%増、純損失は5780万元(約94000万円)で昨年より減っている。

 ビリビリ動画に限らず、6月には抖音(ティックトック、TikTok)や快手(Kuaishou)などのショートムービーアプリも、政府の関連部門やメディアに注目されている。4月には、「今日頭条(Toutiao)」、鳳凰網(iFeng)傘下の「鳳凰新聞」、網易(NetEase)傘下の「網易新聞」、騰訊(テンセント、Tencent)傘下の「天天快報」などのニュースアプリもダウンロードができなくなっていた。

 全国「掃黄打非(ポルノ・違法情報取り締まり)」工作小組弁公室が国家インターネット情報弁公室と共同で各部門を招集し、取り締まりの役割分担などを明確にした。また、現在「掃黄打非」の重点は、インターネット上にあふれるポルノや違法な情報だと強調した。(c)東方新報/AFPBB News