【7月30日 AFP】ツイッター(Twitter)の過去の不用意な投稿が問題視される出来事が起こっている米大リーグ(MLB)で、新たにアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のショーン・ニューカム(Sean Newcomb)投手が、若い頃の投稿を謝罪した。

 ニューカムによる問題のツイートは、別のツイッターユーザーの報告によって明らかになったもので、同選手は2011年から2012年にかけて、ラップの人種差別的な一節を自身のツイッターに載せたり、同性愛を嫌悪するコメントを投稿したりしていた。

 29日のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦で、あと1死でノーヒットノーランという快投を見せた24歳の先発左腕は、投球に関する取材はすでに終えていたにもかかわらず、再び記者の前で問題のツイートについて謝罪を行った。

 ニューカムは「絶対にあってはならないことだった。申し訳なく思う。誰かを傷つけるつもりはなかった。本当に後悔している」とコメントし、「傷つけるつもりはなかったし、二度とやらないと約束する」と深い意図はなかったことを強調した。

 ブレーブスもその後、この件についてコメントし、ニューカムが「深く反省している」ことを伝えた。球団は「まだ彼が18歳か19歳のときの投稿とはいえ、問題のあるツイートが見つかったのは非常に残念で、絶対に見過ごすことはできません。球団として本人とともに、われわれのコミュニティーに生じた傷を癒やす取り組みを行っていきます」と述べた。

 今回の件は、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のジョシュ・ヘーダー(Josh Hader)投手のケースと非常によく似ている。現在24歳で、今年のオールスターゲーム(89th All-Star Game)にも出場したヘーダーだが、こちらも7月、10代の頃に性差別、性指向差別的な投稿を行っていたことが明らかになり、リーグによる感受性訓練を受けるよう命じられた。

 ヘーダーは、ツイートは「今の自分という人間を反映したものではない」と釈明。問題の発覚後、ホームでの試合ではファンから温かく迎えられたが、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)とのロードゲームで登板した際はやじを浴びた。(c)AFP