【7月30日 AFP】18MLSは28日、各地で試合が行われ、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の移籍後初ゴールもあり、D.C.ユナイテッド(D.C. United)はコロラド・ラピッズ(Colorado Rapids)に2-1で勝利した。先制点を挙げるなど活躍したルーニーだったが、この試合では鼻を骨折した。

 32歳のルーニーは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)時代のチームメートであるティム・ハワード(Tim Howard)から先制点を奪うも、後半アディショナルタイムに相手DFのアレックス・シューバーグ(Axel Sjoberg)と頭同士で激突して血まみれになった。

 ルーニーは試合後、ツイッター(Twitter)で「D.C.ユナイテッドでの初ゴールを決めることができてうれしい」とコメント。D.C.ユナイテッドは今季18試合で4勝しか挙げられていないが、うち2勝は今月14日にルーニーがデビューしてからマークしている。

 イングランド代表の最多得点記録保持者でもあるルーニーは、シューバーグとの衝突後5針を縫ったと明かした。

 昨シーズン、マンチェスター・ユナイテッドからエバートン(Everton)に復帰していたルーニーは、今月初めに1300万ドル(約14億円)の移籍金でD.C.ユナイテッドと3年半の契約を結んだ。今シーズン16試合を残しているチームはプレーオフ出場圏にいるチームに勝ち点11差をつけられているが、ポストシーズン圏内の上位6チームより多くの試合を残している。

 ルーニーが角度のある位置からハワードの両足の間を抜く先制点を決めた後、D.C.ユナイテッドは後半37分に同点弾を許し、またしても勝ち点を分けることになるかと思われたが、その後オウンゴールで逆転に成功した。 

 D.C.ユナイテッドを率いるベン・オルセン(Ben Olsen)監督は試合後、勝ち点を手にしたというだけでなく、そのパフォーマンスから選手は自信を得られるとして、この日の勝利は重要だったと述べている。「心理的に、この勝利はわれわれにとって非常に大きい」 (c)AFP