【7月29日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は28日、米パサデナ(Pasadena)で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との2-2で迎えたPK戦を5-3で制し、勝利を収めた。バルセロナでは、新加入のアルトゥール(Arthur Melo)があいさつがわりの鮮烈なゴールを決めている。

 両チームはリオネル・メッシ(Lionel Messi)やルイス・スアレス(Luis Suarez)、ハリー・ケイン(Harry Kane)、ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)らがW杯ロシア大会(2018 World Cup)後のオフからまだ戻っておらず、ともに有名選手を欠く中で試合に臨んだ。

 それでもバルセロナは、ムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)が先制点を挙げると、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のグレミオ(Gremio)から4000万ユーロ(約51億円)で加入したアルトゥールが見事なシュートで追加点を記録し、観客の目を引いた。

 一方のトッテナムは、前半は本領を発揮できなかったが、バルセロナがハーフタイムにメンバーを大量に変更すると、後半に孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)とジョルジュ・ケビン・エンクドゥ(Georges-Kevin N'koudou)が2分間で2ゴールを決めて同点に追いついた。どちらもゴール前でこぼれ球に詰めて決めた得点だった。

 しかしバルセロナは迎えたPK戦で、こちらも4100万ユーロ(約53億円)で加入したマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)が最後のPKを成功させ、勝利を収めた。(c)AFP