【7月27日 AFP】今年4月に米ニューヨークのバークレイズ・センター(Barclays Center)でバス襲撃事件を起こしていた総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスーパースター、コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が26日、ブルックリンの裁判所で司法取引に応じ、罪を認める代わりに収監を免れることになった。

「ザ・ノトーリアス(The Notorious、悪名高き者)」のニックネームを持つ30歳のマクレガーは、UFCの試合に出場するファイターを乗せたバスを襲撃し、暴行と器物破壊の罪で訴追されていた。この事件では、選手2人が負傷した。

 この日、ブルックリンの刑事裁判所で罪を認めたマクレガーは、5日間の地域奉仕活動とアンガーマネジメントプログラム(怒りを制御するための心理療法)への参加を言い渡された一方で、3人への接近を禁止する「保護命令」も受けた。裁判官の前に立った際には、ダークスーツとストライプのネクタイに身を包みながら神妙な面持ちを見せていた。

 裁判所から出たマクレガーは、記者に対して明らかにほっとした様子で、「私が前進することを認めてくれた地方検事と裁判官にお礼を申し上げたい。友人、家族、ファンのサポートにも感謝していると伝えたい」とコメント。マネジャーのオーディー・アッター(Audie Attar)氏も、「これで仕事に戻れる」と述べた。(c)AFP