【7月27日 AFP】パキスタンで25日に投票が行われた総選挙で、クリケットの元スター選手で野党・パキスタン正義運動(PTI)党首のイムラン・カーン(Imran Khan)氏(65)が26日、勝利を宣言した。同選挙はライバル政党が「露骨な」不正を主張する緊迫した状況となっている。

 開票作業は大幅に遅れており、公式結果はまだ出ていない。複数の地元メディアによる非公式予想では、カーン氏のPTIが明らかに優勢とされている。

 疲労をあらわにしたカーン氏は、首都イスラマバードの自宅から国民向けテレビ演説を行い、「われわれは成功し、信任を与えられた」と宣言。今後、対立政党に対する「迫害」を行うことはないと明言し、融和的な姿勢を示した。

 さらに同氏は、今回の選挙が同国史上「最も透明度の高い」ものだったと表現した。(c)AFP/David STOUT