【7月25日 AFP】あなたは年齢が28歳以上で、新しい曲を開拓するよりも、同じ曲を何度も繰り返し聴いていないだろうか。もしもそうならば、同じような人が周りにもたくさんいるかもしれない。

 フランスの音楽ストリーミングサービス大手「ディーザー(Deezer)」が実施した調査によると、聴き慣れた楽曲ばかりを中心に聴き、新しいジャンルに挑戦しない「音楽的停滞」に達するのは、一般的な人で27歳11か月ごろだという。

 一方、新しい音楽を発見しようという意欲はそれより3年早い平均25歳ごろにピークを迎え、1週間で少なくとも10曲ほど聞いたことのない曲を聴いているという結果が出た。

 ディーザーはオンライン上でブラジル、英国、フランス、ドイツ、米国の5000人のユーザーを対象に調査を実施。最も早く音楽的停滞に到達していたのはブラジル人で、23歳2か月だったのに対し、ドイツ人は長期間、好奇心を保ち続け、停滞が始まるのは31歳だった。

 一方で、5か国合わせて調査の対象となった人の大半が、もっと新しい音楽に遭遇したいと望んでいた。

 音楽的停滞に陥る最大の理由は、仕事が忙しいことだという。また、子育てに追われることや、音楽の選択肢が多すぎて圧倒されるからといった理由が挙げられている。(c)AFP