【7月25日 AFP】米ツイッター(Twitter)は24日、「ボット」と呼ばれる自動投稿プログラムによる悪質な活動を防ぐ対策として、4月以降に14万3000超のツイッター向けアプリを除去したと発表した。

 アプリ開発業者がボット作成に使用する自社のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)へのアクセスも厳しくした。

 ツイッター製品管理部門のロブ・ジョンソン(Rob Johnson)氏は「ツイッターをより良い場所にする製品やサービスを開発するデベロッパーに、当社のプラットフォームへのアクセスを提供することに取り組んでいる」と表明。だがスパムや悪意あるボット、監視、プライバシー侵害といった課題があるとし、「アプリ開発業者向けのプラットフォームがツイッター上の会話の全体としての健全性に寄与するよう、追加の措置を講じている」と説明した。

 ジョンソン氏は、除去したアプリの詳細には触れなかったが、ツイッターは間違った情報を拡散したり、個人に関する主張や政治的な訴えを不当に増幅したりするボットをめぐって、対策の強化を求める声が上がっていた。

 24日以降、ツイッター向けアプリの開発のためにAPIへのアクセスを求めるデベロッパーには、新たな申請手続きを行い、ツイッターの利用について詳しい情報を提供することが求められる。(c)AFP