バルサが新星マウコムを獲得、ローマとの合意目前から急転直下
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【7月25日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は24日、フランス・リーグ1のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)からブラジル人ウインガーのマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)を獲得したと発表した。契約期間は5年間で、移籍金は4100万ユーロ(約53億円)となる。
今回の契約は、23日にバルセロナが土壇場の段階でオファーを送り、その後ボルドーがイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)にマウコムを移籍させることを拒否したため実現した。
バルセロナは発表の中で、「バルセロナとボルドーはマウコムの移籍について合意に達した。移籍金は4100万ユーロとなる。マウコムは2022-23シーズンまでの5年契約をクラブと結ぶ」と明かした。
マウコムは24日に行われるメディカルチェックのため、その前夜にローマ入りし、その後プレシーズンツアーで米国を訪れているローマの選手たちに合流するとみられていたが、直前にそのフライトはボルドーによって取り消された。
バルセロナは、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するブラジル代表ウィリアン(Willian Borges da Silva)の獲得に失敗したことでボルドーに連絡を入れた。また、イタリアメディアの報道によれば、ボルドーに提示した移籍金はローマが合意していたと報じられている3800万ユーロ(約49億円)よりも大きな額だったという。
ボルドーに所属していた昨シーズン、マウコムはリーグ1で35試合に出場し12得点を挙げている。
ブラジル代表経験を持たないマウコムは、24日にバルセロナに到着して翌日にメディカルチェックを行い、その後米国ツアーを行っているチームに合流する予定となっている。
バルセロナはマウコムについて「将来性にあふれている」と評価し、「離れた場所からでもシュートを打つ能力を持ち、型破りでスピードのあるFW」と称賛した。
「マウコムの武器は、ボールを持ったときの目の覚めるようなスピードとテクニックだ」
「スピード以外にもマウコムには優れたテクニックがあり、バルセロナのサッカーにおいて主要な要素の一つであるチームメートとの連携する才能も持っている」 (c)AFP