【7月25日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの実験場として使用しているとみられる衛星打ち上げ施設の解体を開始したとの情報を歓迎する姿勢を示した。

 米国の北朝鮮分析サイト「38ノース(38 North)」は23日、西海衛星発射場(Sohae Satellite Launching Station)の衛星写真を公開し、発射前処理用の建造物や、液体燃料エンジンなどの試験に使われてきたロケットエンジン発射台が撤去され始めた形跡があると指摘していた。

 トランプ大統領はミズーリ州カンザスシティー(Kansas City)で開かれた退役軍人組織の集会で、新たな衛星画像により北朝鮮が主要なミサイル発射場の解体過程に着手したことが示されていることに触れ、「われわれはそれをうれしく思う」と述べた。

 さらにトランプ氏は、先月行われた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との会談に言及し、「金委員長とは素晴らしい会談を行った。非常にうまく行っているようだ」という見方を示した。(c)AFP