【7月23日 AFP】韓国の警察当局は23日、左派系野党「正義党(Justice Party)」の国会議員で汚職捜査の対象となっていた魯会燦(ノ・フェチャン、Roh Hoe-chan)院内代表が、ソウル市内のマンションの入り口付近で死亡しているのが見つかったと発表した。飛び降り自殺とみられている。

 魯氏は、多くの有力政治家とつながりを持つ影響力の大きい政治ブロガーから5000万ウォン(約490万円)を受け取った疑いで捜査対象となっており、近く検察が事情聴取のため出頭を求めるとみられていた。

 魯氏に資金を渡したとされるのは「Druking」というハンドル名で活動していたブロガーの男で、韓国最大のポータルサイト「ネイバー(Naver)」上で世論操作を行うためにハッキングプログラムを用いたとして現在公判中。

 聯合(Yonhap)ニュースによると、遺体発見現場のマンションに魯氏が残したとみられる遺書には、ブロガーの男から金銭を受け取ったことは認めつつも見返りは提供していないとの文言が記されていた。(c)AFP