【7月23日 東方新報】中国・陝西省(Shaanxi)渭南市(Weinan)華州区(Huazhou)に住む女性(21)が9日、飼育していた毒性が強いアマガサヘビにかまれて意識を失い、昏睡(こんすい)状態に陥った。陝西省人民医院へ搬送され、緊急処置が行われている。

 女性は、インターネットでアマガサヘビをペットとして飼育していた。9日午後、ヘビにえさを与えている際、不注意でかまれた。嘔吐(おうと)が止まらず、家族が急いで渭南市の第三医院へ搬送し、病院で緊急処置を行った。

 だが、同省内にはアマガサヘビの血清がなく、病院と家族が手を尽くして調べたところ、上海の製薬工場にアマガサヘビの血清が存在することが判明。急きょ、血清が陝西省へと緊急に空輸された。

 血清を注射後、女性の症状は回復傾向にあるが、依然として昏睡状態が続いている。女性は11日に陝西省人民医院に搬送され、引き続き手当てを受けている。

 また、女性の家族が、警察へ逃げたヘビの捜索を求めたところ、10日午後9時に市場のごみ置き場で、すでに死んでいるのが発見された。(c)東方新報/AFPBB News