【7月22日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が21日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)で準々決勝敗退に終わった後はサッカーボールを見るのもつらく、残りの試合は見る気にならなかったと話した。

 ネイマールはこの日、ブラジルのプライアグランデ(Praia Grande)に自身が設立した施設で開催された、5人制サッカーの大会に登場。ノースリーブのTシャツを着て、6歳になる息子のダビ・ルッカ(Davi Lucca da Silva Santos)君を膝に抱っこしたリラックスした姿ではあったが、W杯敗退のショックについて話した。

 AFPの独占インタビューに応じたネイマールは、1-2で敗れたベルギー戦を振り返りながら「もう二度とサッカーをやりたくないとまでは言わないけど、サッカーボールを見るのもイヤだったし、試合を見る気にもならなかった」と話した。

「お葬式ムードで、すごく悲しかったが、悲しみは薄れていっている。僕には息子と家族、友人がいるし、みんなくよくよしている僕を望んではいない。僕には悲しいことよりも楽しいことの方がたくさんある」

 さらにネイマールは、スペインでレアル・マドリード(Real Madrid)移籍が報じられていることについても、「メディアがつくり出した臆測にすぎない」と話し、「そういうストーリーを考えつく人たちは、僕よりも僕の生活を良く知っているみたいだね。この類いの質問には返答しない。何も起っていないからだ」と受け流した。

 2017年に2億2200万ユーロ(約290億円)の移籍金でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)へ移籍したネイマールは、代表でもクラブでも、重荷が大きすぎるとは感じないと強調している。

「それはない。偉大な選手でも、みんなプレッシャーは感じている。確かに僕に対してはダブルスタンダードがあるが、責任は自覚している。ブラジル代表でも、クラブでも、17歳、18歳のときからね。プレッシャーの扱いには常に備えているし、結果がうまく出ないときにプレッシャーが増すのも分かっている」 (c)AFP