【7月21日 AFP】米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)付近で発生した大規模な森林火災は、この3日間で延焼面積がほぼ2倍に拡大した。当局が20日、発表した。

 米農務省によれば、今月13日に発生した山火事「ファーガソン(Ferguson)」はシエラネバダ(Sierra Nevada)山脈の森林で猛威を振るい、92.6平方キロに燃え広がっている。これまでに7%しか食い止められておらず、2700人以上が消火活動に当たっているが鎮火のめどは立っていない。

 この火災では消火活動に当たっていた消防隊員(36)が死亡し、その後さらに消防隊員2人が負傷した。

 カリフォルニア州以外にもアラスカ州、コロラド州、オレゴン州で多数の山火事が起きている。しかし、昨年カリフォルニア州で発生した同州史上最悪の山火事でサンタバーバラ(Santa Barbara)やワイン産地ナパバレー(Napa Valley)の家屋が多数焼失し死者が40人に達したことに比べると、今年の山火事シーズンの被害はまだ小さい。(c)AFP