【7月21日 CNS】夏至後の三番目の庚(かのえ)の日となった「初伏」の17日、中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)では、市民が「三伏貼(Sanfutie)」の治療を受けるため、地元の病院に集まった。

 中国の伝統医学では「冬の病気は夏に治す」とされる考えの下から、中国では最も暑い時期「三伏」に、背中などにあるツボに中国伝統薬を張り付ける「三伏貼」治療が行われる。

 西洋医学は「三伏貼」には科学的根拠がないとしているが、湖北省の中医院針灸科主任医師の丁徳光(Ding Deguang)氏は記者の取材に対し、「ツボは目に見えないが、存在していないということではない。最も重要なのは、治療効果があるかどうかだ」と話した。

「三伏貼」は一般的に「初伏」「中伏(4回目の庚の日)」「末伏(立秋の後、最初の庚の日)」の午前11時までに漢方をツボに張り付け、3年で治療が一周する。(c)CNS/JCM/AFPBB News