【7月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で4度の総合王者に輝いた実績を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が19日、メルセデスAMG(Mercedes AMG)との契約を2020年シーズン末まで延長した。新たに2年契約を結んだハミルトンは、フェラーリ(Ferrari)が接触を図ってきた唯一の他のチームだったかと問われると、否定はしなかった。

 F1ドライバーとしては史上初となる、年棒4000万ドル(約58億5000万円)の大型契約を結んだとされるハミルトンは、メルセデスと合意に至るまでに別のチームから接触があったことを認めたが、詳細については明かさなかった。

 今週末に行われる第11戦ドイツGP(German Grand Prix 2018)を控え、記者会見に臨んだハミルトンは、7か月にも及んだ交渉の過程で忍耐力を示したメルセデスとトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表への賛辞も惜しまなかった。

 ドイツGPではフェラーリに所属する地元期待のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を総合首位の座から引きずり下ろすことを目指すハミルトンは「接触してきた他のチームということに関して言えば、1つのチームからあった。でも、交渉の余地はなかった」とコメント。さらに、それがフェラーリだったかと問われると「想像に任せる」と続けた。(c)AFP