【7月20日 AFP】サッカースペイン代表の新監督に就任したルイス・エンリケ(Luis Enrique)氏は19日、「変革は必要ない」と話し、このチームを周囲から恐れられるような存在に戻すとファンに約束した。

 スペインは優勝候補の一角としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)に乗り込んだが、当時の指揮官だったフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)氏は、レアル・マドリード(Real Madrid)との契約に合意したため、大会開幕の2日前に解任された。

 後任のフェルナンド・イエロ(Fernando Hierro)氏は、監督として自身初の大役を果たしたが、さまざまな才能を持ったチームをベスト16に導くのが精いっぱいだった。

 この日、就任会見に臨んだエンリケ監督は「変革はない」と述べ、「その言葉はあまり好きではない」と続けた。「しかし、われわれはある程度の進化を必要としており、変化が求められている。それでも、われわれは自分たちのスタイルを継続していくべきであり、それは疑うまでもないことだ」

「しかし、守備力を改善し失点を減らさなければならない。より高い位置でプレーし、得点につながるチャンスを生み出す必要がある」

 また、70人ほどの候補選手を見ることからすでに着手していると明かしたエンリケ監督は、8月中旬に22人で構成される最初の代表メンバーを発表する予定。スペインは9月8日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でイングランドと対戦する。

「(新しいチームには)経験ある選手がいれば、久しぶりに招集されたり、2度目のチャンスを手にしたりする選手もいるだろう。初招集の選手だっているはずだし、あらゆる要素を持った選手が集まるだろう」

「過去はもう過ぎたことだからね」 (c)AFP