【7月20日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーメジャー第3戦、第147回全英オープン(The 147th Open Championship)は19日、英カーヌスティ(Carnoustie)のカーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)で初日が行われ、ケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)が5アンダー「66」で首位発進を決めた。

 前年覇者のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)らビッグネームが安定感を欠くプレーで苦戦する中、現地時間午前8時前にスタートしたキスナーは最後までリードを譲らず、2位と1打差で首位に立った。昨年の第99回全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)では、3日目を終えた時点で先頭を走っていた34歳はラウンド後、「このゴルフコースは私に合っている」と手ごたえを示している。

 絶好の天気となった初日のラウンドで1イーグル、4バーディーを奪ったキスナーは、同胞のトニー・フィナウ(Tony Finau)のほか、エリック・ファン・ローエン(Erik van Rooyen)とザンダー・ロンバード(Zander Lombard)の南アフリカ勢2人を1打差の2位タイに抑えた。

 また、南アフリカのブランドン・ストーン(Brandon Stone)と米国勢のライアン・ムーア(Ryan Moore)、ブレンダン・スティール(Brendan Steele)が2打差の5位タイで続き、全米プロを制したジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)と2015年大会覇者のザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)は、共に2アンダーで8位タイグループに入った。

 一方、自身10年ぶりのメジャータイトルを狙うタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、イーブンパー「71」で32位タイ発進となったが、本人は「素晴らしいスタートが切れた。1番と4番ではバーディーが取れたし、紙一重だった」と話し、満足感を示した。現在42歳のウッズは、今大会の優勝候補の一人とみられている。

 ウッズと同組で臨んだ松山英樹(Hideki Matsuyama)は4オーバー「75」の110位タイと出遅れた。また、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)は5オーバー「76」をたたき、予選通過へ向けて厳しい状況に直面している。(c)AFP/Andy SCOTT