【7月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は18日、MFアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が来る新シーズンのすべてを欠場する可能性が高いと発表し、この厳しいシナリオについて以前から把握していたことも明かした。

 24歳のチェンバレンは今年4月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準決勝のASローマ(AS Roma)戦で膝の靱帯(じんたい)に複数の損傷を受け、その8日後には手術を行い成功していた。

 リバプールは発表の中で、「予想の離脱期間が明かされなかったのは、当時行われていた欧州チャンピオンズリーグでの戦いやそれに伴う興奮に水を差したくないという、チェンバレン自身の要望があったため」と説明している。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督はクラブの公式サイトで、チェンバレンの2018-19シーズン中の復帰が困難であろうことを理解していると語った。

 クロップ監督はまた、「チェンバレンにとって、これから訪れるシーズンが回復とリハビリに専念しなければならないものになるということを皆さんに伝えるのに、今がふさわしいタイミングだと感じた」と話している。

「われわれは、チェンバレンが負傷した翌日には大体知っていたし、手術が成功した後は状況を完全に理解した。皆さんが責任を持ってこの情報を取り扱ってくれることを願っている。(けがの状況に)変更や、新たに妨げになるようなこともなかった。われわれが当初から予想、計画していた通りに進んでいる。われわれが今お伝えしている詳細が新しい情報だ」

「この知らせによって、シーズンの終盤を暗いものにしたくなかったというチェンバレンの気持ちこそ、彼の特色をよく表している。 極めて正直に言うと、われわれはふさわしい時が来るまで待ってから皆さんにお話ししたいと考えていた」

「彼の復帰までの道のりは、非常に良い感じで始まった。もし今シーズン中に彼の復帰を目にすることができれば、われわれにとってはおまけのようなものだろう」 (c)AFP