【7月18日 AFP】帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世(Nicholas II)とその家族の殺害から100年を迎えた17日、ロシア正教会(Russian Orthodox Church)のキリル総主教(Patriarch Kirill)が約10万人を率いて一家を追悼する行進をした。

 行進は殺害現場から、一家の遺体が遺棄された場所に建てられた修道院まで21キロにわたり行われた。 

 ニコライ2世と妻のアレクサンドラ皇后、5人の子どもたちはロシア革命後、ウラジーミル・レーニン(Vladimir Lenin)率いるボリシェビキ(Bolsheviks)政権によってウラル地方のスベルドロフスク(Sverdlovsk、現エカテリンブルク、Yekaterinburg)に幽閉され、1918年7月16日から17日にかけて全員殺害された。一家の他、従者や主治医らも殺され、遺体はすぐに埋められた。(c)AFP