【7月18日 AFP】インドの警察当局は17日、南部チェンナイ(Chennai)で11歳の少女を数週間にわたって次々にレイプしていた容疑者の男17人を逮捕したことを明らかにした。インドでは残虐な性犯罪が後を絶たない。

 聴覚に障害がある少女は、大部分が空き部屋となっている計300室が入った集合住宅の建物内や敷地内で性的暴行を受けていたという。警察によると、容疑者にはこのアパートの警備員、配管工、エレベーター操作員らが含まれていた。現地メディアによると、容疑者らは少女をアパート内の地下やベランダ、スポーツジム、公共トイレなどに連れ込みレイプしていた。

 少女を最初に暴行したのはエレベーター操作員(66)で、少女が学校から帰宅し、アパート周辺を自転車に乗って遊んでいたところを襲った。その後、エレベーター操作員が他の男たちを誘ったとされ、容疑者らは少女をレイプする姿を互いに撮影していた。また次第に少女を鎮静状態にさせるために薬を注射したり、ソフトドリンクに薬を入れたものを飲ませたりするようになった。

 事件は少女が家族にレイプされていることを話し、家族が警察に告訴して明るみに出た。少女は現在、病院で治療を受けている。(c)AFP