【7月18日AFP】米アマゾン(Amazon)が有料会員向けの特売「プライムデー」を開始した16日、米ブルームバーグ(Bloomberg)の長者番付で創業者のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)最高経営責任者(CEO)の純資産額が1500億ドル(約17兆円)を超え、過去数十年で最も裕福な人物になった。

 ブルームバーグ・ビリオネア指数(Bloomberg Billionaires Index)によると、ベゾス氏の純資産額は今年に入り、16%ほど所有するアマゾンの株価が大幅に上昇したことで約500億ドル(約6兆円)拡大。16日には株価上昇に伴い、すでに世界一の資産額がさらに膨らんだ。

 2位のマイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏(950億ドル=約10兆7000億円)を大きく引き離している。ゲイツ氏も1999年に一時、純資産額が1000億ドル(約11兆円)を超えたことがあるが、それ以降でこの大台に乗せたのはベゾス氏しかいない。

 アマゾンの時価総額はここ数週間で8800億ドル(約99兆円)近くに増加。グーグル(Google)の持ち株会社、米アルファベット(Alphabet)を上回り、世界首位の米アップル(Apple)を追い上げている。

 過去には、ベゾス氏をしのぐ富豪として、石油王のジョン・D・ロックフェラー(John D. Rockefeller)や、インフレ調整後で3000億ドル(約34兆円)もの資産を築いた鋼鉄王のアンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)らがいる。(c)AFP